まだ完結しない「できない約束。」の途中ですが、ここでまた特報です。
NHK番組「朝イチ!」で放送された応用行動分析学(ABA)がSNS上でも話題に。
残念ながら私はその番組を見る事ができませんが(見られるサイトがあったら教えて下さい)、SNSでキャッチできる様々な意見・議論・説明を読み、率直に思った事。
●ABAへの関心度が上がる事は確実に前進。だけど、その関心度もメディアに取り上げられ大ブーム化した「食べるラー油」らと同じ道程を辿るの?
●発達障害&ABAについて詳しく知らない方達に、番組で紹介された例はほんのごく一例に過ぎないと理解して頂けたのか?理由?私は実際に「朝イチ!」で取材されたご家族が使った方法を見れてもいないけど、その方法が果たして他の子供達にも有効か?と言うことに疑問アリだから。
●ABAの一人歩きが始まらなきゃいいな。
●自閉症やADHDなどの発達障害の当事者の方達&発達障害を持つ家族を持つ親御さん達の意見に共感・同感。ABAの問題点も含めて的を得ている意見だから。
●この番組放送後にネット上に出ていた療育の専門家などによるABAの説明がどれもストンっと腑に落ちない
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これがイチバン「モヤモヤ感」。
私自身、誰かに「ABAって何?」っと聞かれると...。
UCLAロバース博士の臨床実験⇒(これに関する私の見解はこちらhttp://blog.livedoor.jp/hazloquepuedas81614/archives/15817867.html)⇒時が経ち「魔法のABA」という誤解をも生じる事に...。っと「背景」説明可能。
ロバース博士が療育の神だの父だのとは一切思っていません。
単に、彼がたまたまABAに詳しい心理学者だったと私は捉えているので。
でも!!
「ABAってどんな事をするの?」っと聞かれると...。
「色々。」とは言えるけど、きちんとした返答不可。
自身のブログでも、タマと一緒にやってきた事を「これもABAの1つ」と書けるだけ。選んだ方法がたまx2タマには合っていただけであって、オールマイティ~に万人適応する方法ではないって判っているから。そして、私が言うABAは基本定型をタマ用に・私独自に「応用する」事に重点の意味があるから。もちろん、タマが2歳の時からお世話になった民間ABAサービスからも学ぶ事は多くありました。
それでも!!
専門家らしき方達の「早期療育の研究が進み、特にアメリカでは症状・行動改善のエビデンスが蓄積されて云々...。とか「大学~院で発達心理学&療育支援専攻」的な説明を読むと「 ん?」っと煙に巻かれた様な超モヤモヤ感を覚えるのです。この説明では、「ABAは大学で心理学専攻した人、博士号やBCBA(Board Certified Behavior Analyst =認定行動分析士)有資格者にしかできないの?」という誤解も生じる。それなら意味がない。親が「私達にはダメか」と思ってしまう可能性もアリ。何十年分かのエビデンスが無いとABAとして使う方法は認められないの?私は違うと思います。そして何より、「アメリカでは云々」発言。療育に関してアメリカがそんなに特別なの?そんなに威厳があるの?北欧だって療育関連の事例やエビデンスは色々ありますよ。確かに、アメリカでの療育・教育は日本と比較すると定着していると思います。理由はアメリカは子供達をとても大事にする国だから。日本ならご近所さんからの「 うるさい」っと苦情間違いナシな事。例):子供達が外でキャーキャー言って楽しく遊んでいる声をアメリカなら穏やかな笑顔で、そして子供達と一緒になって遊べる大人が多いから。質に関しては日本と同じだと思います。教える人の質にあたり・ハズレがあるのは普通。日本には日本の素敵な特別さがあります!マクドナルドやドミノ・ピザの日本限定メニュー同様、色々な国のいい所は参考にして、日本は自信を持って日本独自の方法・解釈があっても良いのでは?
な~んか長すぎる前置きになっちゃいましたが、
本題はコレ
「私が思うABA」
アインシュタインは言いました。
"If you can't explain it to a 6-year old, you don't understant it well enough"
「6歳の子供に判るように説明できなければ、自分自身が理解しているとは言えない。」
と。
なので、うちの3男坊(7)が現在ハマッっている日本アニメ「妖怪ウォッチ」(日本アニメはアメリカでも大人気。妖怪ウォッチも放送されています)に例えてみます。

妖怪ウォッチ=ABA
妖怪達の種族に詳しい子供達=専門家
それぞれの妖怪の名前=色々なABA
ケータ=親

日本でもアメリカでもまだまだABAとは何ぞや?っとなる理由。
これは正に私のように「妖怪ウォッチ」というアニメがあるという事は知ってはいるけど、そいじゃ出てくる妖怪の種族を全て知ってるかというところ。←「 知らないっつーの」。
でも「妖怪ウォッチ(=ABA)には子供達がコレはいいっと感じる要素がある=その様子から大人でも妖怪ウォッチ(=ABA)はいいのかもという基本概念は理解。
だから、7歳の息子に妖怪を見せられて「これな~んだ?」(内心→知らぬ ジバニャンしかわからない。) 
っと聞かれても「(妖怪ウォッチの) 妖怪(=ABA)」と答えるしかない。
すると7歳の3男坊は「コレはフシギ族のズルズルづるだよ。」と専門知識ぼーん!(=専門家)。←要は、専門家はABAの基本用語&定型スタイルのDTTだのDROだのPivotal ResponseだのTEACCHだのPECSだの、Verbal Behaviorだのの分類、つまりは基本的専門知識に詳しい方達。親ができる事はいちいち専門用語を知る事でもなく、定型にハマった事だけに力を入れる事ではないと思います。我が子をよぉぉぉく知っているが故に見えて来る独自アイデア・creativityの引き出し(=それぞれの妖怪の名前)を増やし、試してみる事。

「妖怪ウオッチ」
1エピソードしか一部始終見れた機会がないですが、私が見たその1エピソードは「みんながおしっこに行きたくなる妖怪」が出てきちゃったやつ 。主人公ケータ(アメリカ版ではNate)が色々な妖怪を使ってこの困ったおしっこ妖怪をどうにかするという。このおしっこ妖怪に対応するためにケータが呼び出した妖怪の数々。これが親だからこそできるABA。アニメでは登場する妖怪にそれぞれ「ドキ土器(種族:土)」とか「チクチクウニ(種族:水)」とか名称があるようですが、「みんながおしっこに行きたくなる妖怪」が出た時のケータの様に、試行錯誤で色々な妖怪を出してみるのが親。親が「コレはいいかも!」と試してみた事に名称つけて療育団体に登録してもいいのかもしれない... タマのコミュニケーションのきっかけを作るために使った絵カード法に「ボク名詞ー(種族:PECS)足し算・ひき算で使った方法に「ボウボウ棒(種族:DTT)」、はなくそほじりに使った方法に「モコピー(種族:DTT) 」、雄叫び抑制・集中のために使ったヘアゴムの方法に「ピシャゴムラー(種族:DRO)とか... 。実際は、こんな事はどうでもいい事。親が試してみた事でいい結果が出せた方法にも思うような結果が出なかった方法にも学術的名称などない+不要だからです。そんな方法諸々を総称して「ABA」と言っているのです。つまりは、私は妖怪ウォッチの妖怪の種族とか全て知りません。妖怪の名前は自分なりにちょっとだけ知っていて、だから妖怪ウォッチは面白いって事知っている。っていう感じです。
「こうしなきゃダメ」「この方法しかない」がABAではないですから。その子1人1人の特性に合った方法を見つけ出す事。以上。これが私の思うABAです。


親も子も楽になるためのABA?

少なくとも私は楽になるためなどど考えた事もありません。私がタマと10分でも30分でも向き合って座る理由は、私達の様に流暢に発語や他の事が上手くできなくても、タマの思い・気持ちを知りたい。どうにかしてコネクトしたいって思うからです。例えば、近所に自分が話せる言語がわからない外国の方が困った様子でいたとします。「どうしましたか?」とジェスチャーででも絵を描いてでもコミュニケーションを図ろうとする姿勢・感覚に似ていると思います。

最後に
過去のブログでも拝借させて頂いた石橋尋志さんのご意見を今回もここに書かせて頂きます(ご承諾頂いております)。
【石橋尋志さん】
彼の言葉に共感、勉強、たくさんさせて頂いています。
石橋さんは、関西で発達障害の自助グループを主催されている方です。NHKハートネットにご出演されたり、支援センターでの公開講座にパネリストとして参加されたりと、実際に発達障害を持つ「当事者」として広く活動をされている方です。石橋さんのお言葉は、どれもドンピシャ的確。まるで、私が思う事、考える事を知っておられるかのように、すぽっと腑に「ハマる」お言葉です。とてもスッキリします。(過去ログより引用)


「発達障害の支援者や専門家が陥りやすい誤解は発達障害の人を助けてあげないと」という思い込み。いや、間違えではないが、成人当事者に答え合わせをお願いする姿勢があってもいいんじゃない?自分達の支援や仮説が間違っていないか、確認する意味はあると思うよ。」

「子育ては修行ですよ。「自分を高めるために、お世話させてもらってる」と私は思ってます。発達障害の子があなたの元に生まれたのは、親であるあなたのレベルを上げさせるため。そう捉えてみたら、いろんなことがラクになるよ。」

「発達障害の支援策として、専門家や有資格者しか提供できないものは、ハッキリいって意味ない。なぜなら絶対数を確保できないから。全人口の5%以上もいる発達障害者をどうやってカバーするの?だから自助グループなのです。」