間に特報が2本入りましたが、遂に最終回。 「できない約束。」シリーズ。笑
「データ開示でお母様は無言に。しかしその後、学校区・私達に対する怒り?T君への嫌がらせ?と思わせるお母様の奇行が目立つようになりました...。」♪ちゃらら ちゃらら ちゃぁらぁああ(←ここはまたあのお馴染みの音楽で。)
で「つづく」となった前回。

奇行開始のきっかけは...。
T君の成績が「偽オールA」から「オールF」への大変貌。

「普通学級で学ぶ全生徒達に対する公正評価が大前提。T君の現状基盤に適切な教育はRSPではなく、MMまたはMS特別支援学級。」という学校区特別支援学級部トップの判断。これにより、ご両親がT君の実態を理解されるまで、何千回に及ぶプロンプトは大幅カット。授業内容・テスト時の変更はナシに。つまり「基本的事項のみ」のサポートに変更という指示が出たのです。普通学級教師にも伝達。

例えば、英語文学の「なぜ主人公はこの行動を取ったのでしょう?」という様な読解あるある問題。
今までなら簡易文章化した章を示して「この章にあるよ。」→ダメな時は段落を示して「この段落だよ」→それでもダメな時には「この2つの文章(正解確率50%)のどっちかに理由が書いてあるよ。」(←ほとんどココ)を何度も何度も。
ここから、
「どうしてかな?」→T君の反応=「...。」
「それはどこで見つけられるかな?」→T君の反応=「本の中」←ある意味正解
「何か質問はある?」→何が解っていないのかT君自身が解らないので質問もナシ。
という風に単なる「声かけプロンプト に...。

「理解不足と言うか、障害を持つT君を認めたくない親のためになんでT君がこんな目に遭わなきゃいけないの?でも、この単なる「声かけプロンプト」が、障害があってもRSP支援で普通学級で学んでいる他の生徒達の実際のレベル...。」
心中とてもきつかったです

そんな中、理科のテストで自力で100点満点中2点=F。
T君は嬉しそうに言いました。
2点! 」と。
T君にとって普通学級での成績評定など何の意味もない事。
自分でできたという達成感こそがT君にとって一番有意義だという事。

しかし、お母様は不満不満不満
その不満から勃発する奇行の数々。
☆この2年間での奇行ベスト3☆
チアリーダーの件
「体育がAでなくなったのは、ランチの時間にあなた達助教員がちゃんと食べるようにチアリーダーになってくれないから。最初に会った時にお願いしましたよね?」
【豆知識】こちらの学校にも学校給食(朝食&昼食)はありますが強制ではありません。食べたい人がお金を払って食べるシステム。低所得家庭の生徒達は無償。T君も無償。でも、T君が食べられる物は少なく、ほとんど寄付。←PTAが給食時になるとカフェテリア出口にクーラーボックスと待機。生徒達が手を付けずに残す果物、ミルク、袋入り野菜を回収し、地元のホームレス施設等に寄付するのです。市民の税金で成り立っている給食だって無駄にはしません。
私が勤務している学校区の給食はこんな感じです。
これで一食$2.75(約280円)。← これに280円は払いたくない
うちの坊達は自宅からランチを持っていきます。笑  

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「チアリーダー」って言われてもねぇ。
トークンシステムを使っても、ひき肉で「 おえっ 」のT君。私も「 おえっ 」となりそうな時あり。
果物と野菜。ミルクはチョコレートミルクなら大丈夫なT君。ヘルシーなランチですが、ランチ後残り半日授業はある。体育は一番最後。心配になりますよね。
お母様からは「 Tが空腹で体育をするのかと思うと心配でならない。だから食べさせて!」と2週間毎日。「家では何を食べさせてるんだっつ~の」っと誰もが思っていました。聞いても「私は皿洗いしかしないから。」と煙玉投入のお母様。そこで、学校給食メニュー をお母様に渡して言いました。「お母様が心配されるお気持ちは私も同じです。T君が食べられるメニューの時はいいのですが、家からスナックを持たせるかランチを持参する事は可能ですか?」と。するとお母様は ハッ となり、「私料理しないからダンナに相談します。」と。それから、最初はクラッカーを持参するようになり、しばらくして自宅からランチ持参に...。T君もお父様が作る自宅ランチで完食。 やれやれ。それでも、体育の成績はAにはなりませんでしたけどね。
リサイクル狂の件
数学の+,-, x,÷計算はT君のお得意。でも、文章題となると...。T君へのサポート形態が変化してから数学もF。ある日、T君のバッグの前ポケットにスーパーの袋。「?」と思いましたが、特には気にせず。しかし、次の日。職員&生徒が何やらザワザワ。「あそこで学校中のリサイクル ごみ箱に頭突っ込んでペットボトル回収してる人誰?」っと。それはT君のお母様でした。上司が事情を聴くと、「Tはペットボトルをつぶす音が大好きだし、これをリサイクルするとお金にもなる。だから、Tにお金の計算をさせて数学でAが取れるように。毎週火曜ににはこの学校のペットボトル回収に来る事に決めたんです。」っと。お母様はT君にも学校でペットボトルを見つけたら家に持ち帰る様に言っていたのです。→スーパーの袋の意味判明。それからT君はクラスメイトが水を飲み終えそうになると授業中でも「あ!ペットボトル!」と落ち着きが無くなってしまったのです。「お母さんが言った。」と。そこでトークンシステム再登場。「学校が終わるまでにトークンが全部埋まったら、家の近くでお母さんとペットボトル探してね。」と。従順なT君はこれで授業中の落ち着きを取り戻しました。しかしお母様は...。「他の生徒達が不審に思う行動はT君のためにも校内では避けて欲しい。」と校長からも直々に話がありましたが、スルー。最後の遠足時にもお母様参上。 もちろんランチ時間を狙って。そして生徒達に「ペットボトルはこの袋に入れて~‼」と言って歩いていました。「T君の数学のために回収されているんですね?」っとやや皮肉込の確認をしてみると「あ、この袋いっぱいで$40くらいになるの。それで私が好きなウェンディーズのサラダ買えるから。」
☝ノーコメント...。
私はT君を連れてボール遊びに行きました。
•FaceBookでバレバレの件
ある寒い冬の月曜日。顔色の悪いT君が短パンで登校。聞くと「週末吐いた。下痢した。」とT君。「今日は看護師さんがいるから、保健室行って熱測ってみようね。」と言うと「 No!No!家に帰れない。」と拒むT君。おかしいなっと思い上司に連絡。上司は「もしかして?」とFaceBookにログオン。そこには「今日は新しいダンスムーブ。練習。練習。」という記述と共に、数分前にアップされたお母様お得意のサルサダンスを男性パートナーと踊る動画が。「 これが理由か。」っと上司と私。「既婚者なのに男とダンスしちゃって、この母親何やってるの?」と60代のお局助教員。「いや、これは単なるダンスパートナーだし、母親だからって自分の好きな事をする時間を持ってはいけないという事ではないでしょう。笑」と上司。(←同感)上司も私も、それならそれでT君の容態をきちんと話して欲しいと思ったのです。お母様に連絡を入れると「Tが新しい事を学ぶのにどうしても学校に行きたいって言ったから。(←嘘つき 。)」と。上司はこれで「いい加減にせぇ!」っとなり、「お母さん。さっきmakiがT君を保健室に連れて行き、微熱ありと確認しました。もし容態に変化があったらお迎えに来て下さいね。」と怒りを精一杯抑えた口調で言いました。「はい。あ、それからTは今朝トイレに間に合わず長ズボンを全部汚しちゃったので短パンなんです。バッグに替えのパンツが入っているので、もしまた汚す事があったらヘルプお願いします。」とお母様。T君はこの日、ランチは食べられませんでしたが発熱せず、普段よりゆっくりめの対応でなんとか学校での1日を終えました。

おわかりの通り。
お母様はT君の名の下、ご自身の理想・欲求を満たそうとしているだけなのです。

ある時。
「maki。私の息子の助教員としてではなく、自閉症児を持つ同じ母親同士として話がしたい。」とお母様に言われ、私の勤務時間終了後、学校外で会う事に。
お母様に「makiはこのままタマが特別支援学級でいいと思うの?そんなんじゃ将来、バーガーショップの掃除とかバーガー焼く大人にしかなれないんじゃない?高校卒業証書がないと世間で通用しないでしょ?私はどうしてもTに高校卒業証書を取ってもらいたいの。それが叶うようにTが高校卒業まで助けてくれるって約束してくれる?」と聞かれました。
「私は、タマは特別支援学級でいいと思います。そこが、タマが小さい時から積み上げてきた事の上にまた一つ一つ新しい事を積み上げて行ける機会を与えてくれる所だから。今、タマはMS特別支援学級に在籍していますが、以前はMMにもいたんですよ。MMではタマの言葉の理解力ではいっぱいいっぱいで、宿題も「今」タマができる事の5歩、10歩も先の事だったり。私が「こう書いて。これマネして」とタマに言って私が宿題をやっているような感じでした。すごいストレスでしたよ。このままじゃタマが自分でできる事も増やせなくなるし、タマが自分で考える事、自分なりに表現する事もできなくなると思い、レベルをMSに変えてもらったのは親の私です。MSなら、タマが既にできる事の「復習・メインテナンス」もできる。親の私にも気持ちに余裕が出てくる。学校では学校が必要と思う事の練習。家はタマが生活して行く上で自分できる事を増やすチャンスの山。缶切りの使い方。色鉛筆で色をブレンドして別色発見。包丁の使い方。お皿の洗い方。花や虫の観察。その中で学校で練習している算数や言葉の練習もできますし。親も仕事や家事で忙しい中、親がアップアップ状態ではイライラ無しで子供と向き合う事はできません。私はタマが1を聞いたら1しかわからないではなく、1を聞いて10を知る事・発見できる事ができたらいいなって思っているんです。だから、もしタマが将来バーガーショップで働ける事になって、タマにできる事が店内掃除やバーガーを焼く事ならそれはありがたい事と思います。誰かのお役に立てるのですから。タマの実力を捻じ曲げてもらう高校卒業証書は無意味な紙切れ。上司の過去の生徒に親が弁護士を使ってまで自閉症の息子の高校卒業証書を「買った」ケースがあったそうですよ。その生徒の親は大きなレストラン経営者で財力もあったそうです。でも、「買った」卒業証書を信用して息子さんを雇った会社からは試用期間中に断られ、その息子さんは親が経営するレストランの掃除ができるように今でも練習中だと聞きました。タマは特別支援学級課程修了証明が頂ければ十分です。それがタマが頑張ってきた証ですから。お母様が言う高校卒業証書はT君が望むものではなく、お母様自身が望むもの。だから、私にはお母様との約束はできません。T君、普通学級生徒が映画の話をしていても、映画館に行った事がないって教えてくれましたよ。ホットココアも飲んでみたいって教えてくれましたよ。どうかT君の願いを叶えてあげて下さい。家の事があるので私はこれで失礼します。」が、ヨガに行っていたから遅くなっちゃったとの理由で40分以上お母様を待った&これまでのお母様への気持ちがこもた私の答え。
お母様は驚いた顔で私を見ていました。
次の日、「お母様から苦情が来るかもしれません。それなりの処分も覚悟してます。でも、私は自閉症児を持つ母として真っすぐに話してきました。ご迷惑が掛かってしまったらごめんなさい。」と上司に伝えました。上司は「大丈夫。私はmakiの事全力でバックアップするから。私のバックアップは必要じゃないと思うけどね。T君のお母様は自閉症児を持つ同じ母であるmakiから一番聞きたかった事を聞けたんだから。」と。

そして今年のIEP。
「承諾します。Tのために。Tのために。」と涙を流してIEPに署名して下さいました。
T君はこの秋から特別支援学級で学ぶ事に。
そしてお母様から携帯にテキスト。
「maki。あなたは私のエンジェル。Thank YOU」と。