「現に自閉症の生徒もクラスにいますが、その生徒達は診断名を言語発達遅延に変えてここのクラスに入っているんです。あなたのお子様も診断名を変えられるくらい高機能自閉症児ですか?」

という学校側からの質問。
答えに困っている私がいました。

ドクターは、タマ全体を見て、知的障害のない「高機能(High Functioning)自閉症」と診断。
でも、学校側が定義する「高機能自閉症」とは「言葉がどれだけ話せるか」で判断。
タマは言葉が一番苦手なので、それだけで「低機能(Low Functioning)自閉症」と判断されます。
その上、「自閉症」診断を「言語発達遅延」診断に変えると、ABAサービスも除去されてしまうのです。
私が住む町の学校区では「自閉症」診断の生徒限定でABAサービスをつける決まりになっているからです。
この時初めて知った内容・規則でした。

勉強になりましたが、ABAは他の診断名ではつけてもらえないとは...。(←サービスが高額なので)
「高機能だの低機能だのっていちいち線引きしないで本当にニーズに合ったクラスに入れればいいのに。それと、診断名に関わらず必要な生徒全員がABAサービスを受けられたらいいのに...。」
何かしっくりこない気持ちで
「タマにはABAサービスが必要なので診断名は変えられません。ありがとうございました。」と、電話を切りました。

ちょうどこの時、T学校の次にタマをどこのクラスに入れるか「クラス選び」をしている時だったので、お兄ちゃんが通う学校の特別支援学級はリストから外れました。

町にある小学校の数→56。
どこの学校にどんな特別支援学級があるのかわからなかったので「クラス選び」は本当に大変でした。
お母さん仲間と一緒に情報を集めました。

それでついでに学んだ事は「クラス選び」に関する学校側の「決まり」とそれに対応するノウハウ
これがまたムヅ痒いんです。

①親の意向のみでクラスを選んだ場合、バスサービスは除去される。
要するに、学校の意向を聞かないなら学校送迎は「ご自分でどうぞ」という事。

②学校側の推薦するクラスには絶対に一度見学に行かなくてはいけない。
もちろん、親が「ここの学校のこのクラスを見学したい」と言えますが、この言い方だと①の「親の意向のみ」と判断されるので、バスサービスをキープするためには、形式上「担任からの(=学校側)推薦」とするのがポイント。

③見学は、学校事務局担当者に連絡をし、予約を入れなくてはいけない。
予約を取るのに数週間かかるので、毎日でも事務局に「まだですか?」催促ラブコールを入れるのがベスト。

自分の子供のニーズに合ったクラスが見つかるまで、このプロセス(←と言うか騙し合い 笑?!)が続くのです。

親が「このクラスでOK」と一発決定すれば万事OKなのですが、「このクラスはNO」となった場合、更なる騙し合いプロセスが続きます。ここからは担任とのやり取りではなく、事務局とのやり取りになるので、重要点はただ一つ。実際は親の意向であっても、見学希望の学校を事務局(学校側)が提示したという風に持っていかなくてはならないのです。

親は「子供のニーズのために」
学校は「州からの特別支援学級用に出る予算セーブのために」
「歳末助け合い」ならぬ「お粗末騙し合い」
の連続なのであります。笑